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 写真は聖家族で個展中の中川繁夫(右)と石山昭(左)、1979年12月、中川のカメラでだれかに撮影してもらった一枚です。石山さんは、この聖家族の主宰者で、夫婦と子供といっしょに山科のお寺に住まっていると言っていたのを思い出します。ぼくがこの店を最初に来たのは、釜ヶ崎で知り合った若い人が紹介してくれたと記憶しています。この石山さんからかなり強い信頼を受け、意気投合して、ここで壁面いっぱいの写真展を開き、リトルギャラリーとして機能させていきたいとの話になりました。
 
 フリースペース「聖家族」通信をペーパーで発行することにして、その形式は月刊、毎月20日発行、100円、発行所は聖家族。1980年2月20日発行で創刊号には、<フリースペース「聖家族」開設のご案内>を載せていて、開設の趣旨を書いています。・・・・ジャンルにこだわらず、各分野の自主的な発表の場として、利用していきたい・・・・旨が書かれてあります。この年の3月は、中川繁夫/釜ヶ崎写真展パート2、劇、フィルム、の三つ。会員を募集して、会費は月200円としましたが、数人が会員になられたと記憶しています。4月には写真展「南大阪1979・冬」自主管理の現場から-と題した写真展、ビデオ・コミュニケーション「ビデオ・イン」、森伸朗写真展「ガイコツ人」セルフポートレート-この三つが展示イベントとして企画されました。こうして聖家族通信は7月まで、5号を発行して、飲み屋の聖家族が閉店するにいたって、終わりました。