かれこれ30年、フォトハウス設立が1984年です。
当時の写真をめぐる状況を語ってみたいと思います。
最初は、カメラについて、です。
フィルムサイズが35㎜版、一眼レフカメラ。
ニコン、キャノン、ミノルタ、ペンタックス等、これらは日本のメーカーです。
そのなかでも高級の部類はニコンF2、露出は内蔵してなくて外付け。
ぼくが持ていたのはアイレベルとか言って、露出計のないニコンF2でした。
いや、露出計のついたフォトミックとかの機種は高かった。
露出計はセコニックの針が振れるのを使うようになっていました。
レンズは単体で、ズームレンズはあったけど使わなかった。
焦点距離は18㎜、24㎜、28㎜、35㎜、50㎜、85㎜、105㎜、200㎜、300㎜。
いつの間にかこれらが手元にありました、買ったわけですが。
カメラを持って、これはフィルムを入れて撮影する式のカメラ、フィルムカメラです。
このフィルムは、経済的な観点からモノクロフィルムしか使えなかった。
まだカラーといえばリバーサルフィルムを使っていたころです。
つまり、作品を作るとか以前に、カメラとレンズをどうするかという問題。
お金持ちは困らないと思うけど、若かったし収入も少なかったし、です。
やっぱり、写真をするということは、特別なことだったのかも知れません。
いま、デジタル時代とはちがって、めちゃくちゃお金がかかった。
そのように思う。
ああ、写真について語るよりも、カメラ機材についての話になりましたね。
追って写真についての思いを書いていきたいと思っています。

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